講習会・勉強会

3月30~31日;自動車開発・製作セミナー 「走行実習編」マツダ美祢自動車試験場でのようす

今年も山口県にありますマツダ美祢自動車試験場にて標記実習が30・31の両日に行われ,今回は関西・九州・中部・関東の各支部から23名の受講生が集まりました。

・講習の詳細内容はこちらをご覧ください。

まずは開講式とオリエン。マツダ様から「人馬一体」をポリシーとする人間が最も扱いやすいクルマについて触れていただき,ドライビングの姿勢や運転に対する車両の設計思想を講義していただく。特に「予測」・「操作」・「反応」のフローを繰り返すことが、人間中心の設計思想につながるお話をしていただき、受講生らが熱心に聞き入ります。

実習用のテスト車にそれぞれ指導員さんがついてマンツーマン形式にて受講生ひとりひとりにまず乗車姿勢のダメ出しから入ります。正しいシートポジションとハンドリング等の操作のコツなどをまず叩き込みます。

初日のこの日はまず運転の基本となるフリーフラット路を使ってのオーバル走行と8の字走行の実習訓練です(写真上,中)。各テスト車にはデータロガーが装備されており,受講生それぞれの運転のクセやうまくいかなかったポイントを指導員さんがデータを示しながら,わかりやすく解説・指導されます(同下)。

2日目はあいにくの雨模様・・・ジムカーナとサーキット走行がこの日の課題です。コース概要と各ポイントでの「攻めどころ」のレクチャを受けます(写真上)。さっそくジムカーナの実習がスタート(同下)。雨天により路面は低ミュー状態でさらにデリケートな運転操作が求められ,実習としてはかえって「好条件」になったかも。初日の実習での体得した運転スキルの成果が試されます。

こちらはサーキット走行の実習です(写真上)。正しいライン取り・ブレーキングを学ぶという点では,まさに今回の実習の総仕上げにふさわしいメニューです。走行終了を告げるチェッカーフラッグを受け(同中),ロガーデータで指導員さんからすぐさま各受講生にフィードバック,ご講評をいただきます(同下)。

中身の濃い走行実習もアッという間に終了となり,マツダ様のご厚意で、チャージ・マツダで有名な名車マツダ787B 202号を囲んでの記念撮影です。皆さん,たいへんお疲れ様でした。

最後に今回の講習会にご協力いただきましたマツダ株式会社様に心から感謝いたします。ありがとうございました。