講習会・勉強会

2018年3月17日(土)自動車開発・製作セミナー 「走行実習編」於日産GRANDRIVEが実施されました

2018年3月17日(土)、学生フォーミュラ大会に参加する学生を主な対象に自動車開発・製作セミナー「走行実習編」於日産GRANDRIVE (技術中核人材育成委員会企画)を開催しました。

本講座は自動車技術会が発行している『自動車開発・製作ガイド』の「第17章 運転技能と安全運転」、及び「第18章 車両運動性能の測定およびパラメータ変化時の影響確認」を拠り所に、実際に車を使った実習を通じ、運転操作とマナーに関する基本的な知識を学び、ドライビングの基本を習得することを狙いとしています。

講座の内容は こちら をご覧ください。

今回は各地から11チーム24名の受講生が集まりました。

まずは開講式とオリエンから始まります。本セミナーでは日産自動車様のテストドライバーの皆様を講師とし、開発に関わるプロドライバーとしての技術を受講生に直接指導していただきます。
「再現性」「正確性」「安定性」などの車両開発におけるドライバーの仕事をまずは座学にて講義いただきました。

座学の後は運転技能訓練⾛⾏になります。グループに分かれて実車を用いての連続スラロームやABS有無でのブレーキ制動、低μ路面における車両挙動やジムカーナなど教習所より遥かに実践的な内容となっております。

普段の運転では体験することのできない限界性能や開発ドライバーとして車両評価に関する走行や考え方を経験することができました。

 

また、お昼休みにはプロドライバーとの同乗体験で、日産GT-Rなどの乗車体験を実施し、日常では味わえない加速感を体験させていただきました。今回はクルマ好きな参加者の皆様が多く、終始和やかなセミナーとなり、チーム間での交流もあり、貴重な時間を過ごしていただきました。

 

【参加者のコメント】
様々な状況を想定して作られたコースを利用して,パイロンスラロームやABS有無でのブレーキ体験やパイロンスラローム,低μ路面での車輌挙動の体験,ジムカーナなど、様々な体験を経験することが出来ました。
特に低μ路走行では,通常μの路面に比べて,車輌の停止距離が長くなる事は予想することが容易でしたが、ハンドルを切る早さを変化させた時に車輌の挙動にほぼ変化がないことには、大変驚きを感じました。

お昼休みにはGT-Rの同乗走行なども計画されており、日産が世界に誇るスーパーカーの本気の加速を体験することが出来、大変有意義な1日となりました。今回のセミナーで学んだ内容をふまえ、本年度の車輌の設計・評価に少しでも生かすことが出来ればと考えております。
(早稲田大学 立岡 俊人)

 

こちらのセミナーは走行実習は日産様のテストコースであるGRANDRIVEで実施されました。広大なコースを利用して、連続パイロンスラロームやABS有無でのブレーキ体験をはじめとして、低μ路面における車両挙動の体験そしてジムカーナなど盛りだくさんな内容で車両の限界付近における挙動を体験して参りました。

日産自動車様のテストドライバーの方々のお手本走行などではその技量の高さに驚くばかりであったほか、お昼休みにはGT-R(R35)の同乗走行なども計画していただき非常に有意義な一日となりました。今回学んだ内容を完成車両の評価などに生かしていきたいと考えます。
(早稲田大学 小野寺 隼)

 

最後に本セミナーにご協力いただきました日産自動車株式会社様に心から感謝いたします。
誠にありがとうございました。