講習会・勉強会

2018年4月7日(土)自動車開発・製作セミナー 「競技車両見学編」於岡山国際サーキットが実施されました

2018年4月7日(土)、学生フォーミュラ大会に参加する学生を主な対象に自動車開発・製作セミナー「競技車両見学編」於岡山国際サーキット (技術中核人材育成委員会企画)を開催しました。
本講座は自動車技術会が発行している『自動車開発・製作ガイド』の一環として、この内容を学んだ人達の総仕上げと位置付け日本のレース界のトップカテゴリーの車両を間近に見学し、また参戦チームのエンジニアとのコミュニケーションを取ることにより各校のマシン製作に資する事を目的としています。
今回はGTアソシエイション様のご協力により、SUPER GT シリーズ Round 1 『Okayama GT300km Race』にて、セミナーを実施させていただきました。

講座の内容はこちらをご覧ください。

【参加者のリポート】

今回は地元岡山大学から2名、愛知県の名城大学から5名の計7名が参加しました。まず、FIA-F4のピットおよびマシンの見学をさせていただきました。ワンメイクレースのためドライバーの腕が試されるカテゴリーだそうです。

続いて、SUPER GT GT300 #10 GAINER のピットにお邪魔させていただき、車両の説明をNISMO 亀井様からいただきました。海外のGT3車両に対抗すべく改良した点などを説明していただきました。

ピットを見学

GT500 #23 NISMO のピットではNISMO 坂本様から車両の説明をしていただきました。エアロデバイスの重要度が高く、その効果を高めるためにマシンの動きを少なくすることに重点を置き、足回りのセッティングを行っているそうです。

走行中の車両

最後に、NISMO元総監督の柿本様から、モータースポーツの安全性を格段に高めたHANSを例に、レースの安全に対する考え方の講義を10分ほどしていただきました。その後各チーム質問をさせていただきました。学生フォーミュラ活動をする上での質問に懇意にお答えいただけたことで、プロのスタッフが行っていることや重要視していることを知ることができました。

今回の講習で、車両やドライバー、エンジニアを実際に間近に見学でき、レースの迫力や熱意、情熱を感じることが出来ました。また普段直面している車両パッケージやチーム運営に関わる質問を実際のプロチームの方々に聞けたことで、解決のヒントを得ることができました。このような機会を設けていただきありがとうございました。

(名城大学 岩澤 良樹 )

 

■今後の競技車両見学編(予定):詳細は別途大会公式サイトにて発表予定
第 2 回 AUTOPOLIS(大分) 2018 年 10 月 20 日(土)・・・主に九州地区対象
第 3 回 ツインリンクもてぎ(栃木) 2018 年 11 月 10 日(土)・・・主に関東地区対象

※NISMO元総監督の柿本様との質疑内容は学生フォーミュラチームページにて、参加チームに共有公開しております。