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学生フォーミュラ向け見学会を終えて

横浜国立大学 伊本咲矢

今回、富士スピードウェイで開催されたスーパーフォーミュラの見学会に、横浜国立大学から2名、千葉工業大学から5名が参加しました。
スーパーフォーミュラ(チームルマン)では、ピット内でのレース前の様子や機材などの説明をして頂き、F3(アルビレックスRT)ではサスペンションなど車両の仕組みを中心に見学させて頂きました。

モータースポーツを間近で見る経験が少なかった自分にとってはレースの雰囲気にのまれてしまった部分もありましたが、ピットにおける様子や車両の細部まで見せていただき、丁寧な説明をしていただいたことから今後の設計や製作に活かすことのできる多くの知識を得ることができました。また車両におけるサスペンションなどの機構に関しても、実車を交えて詳しく説明をしていただけたことにより、シャシー部品の知識が乏しい私でも興味関心をひかれる内容でありました。

私は学生フォーミュラ大会に向けて吸気及び電装の設計を担当させていただいていますが、今回はエンジンやコクピット周りを詳しく見せていただいたことから、エンジンのパワーをより引き出すことのできるサージタンクの形状や、吸気管の組み付け方法など多くの設計に対するアイデアを得ることができました。また電装に関しても無駄がなく、メンテナンス性の高い実物を見せていただけたことから、トラブルの少ないマシン開発への多くのアプローチを知ることができたと思います。しかし学生フォーミュラでは独自のレギュレーションがあり、今回見せていただいたマシンとは異なる部分が多くあるので、それらも加味したうえで今後の設計製作に活かしていきたいと思います。
このような貴重な機会を設けていただいたことに感謝申し上げたいと思います。大変ありがとうございました。

 

千葉工業大学 学生フォーミュラチーム 毛塚 涼太

今回の見学会は、F3で活動しているアルビレックスRTとスーパーフォーミュラで活動しているチームルマンのピット作業とマシンの見学し、説明をしていただきました。
今回見学した内容はフォーミュラマシンのサスペンションやサージタンクの形状などのマシンの詳細について、そしてレース前のピット内での活動やマシンセッティングを見学させていただきました。
私はチームの中で吸気関係の設計を担当しており、いかにエンジンに効率よく空気を吸わせるかを考えて設計をしています。そのため今回の見学会で実際のフォーミュラマシンの吸気関係のパーツを間近で見たことにより、自分が今考えている設計の似ているところや違うところがよくわかり、これからの設計に十分役立てることができそうです。また実際のレースの現場に立つことによって、レースの本番ではチームとしてどのような行動を取ればよいのか、またマシンを万全の状態でレースに送り出すにはどのような下準備が必要なのかがよくわかりました。
今回の見学会で学生フォーミュラと実際のレース活動の似ていると感じたところは、マシンセッティングや出走前の準備などです。マシンのアライメントの調整などは学生フォーミュラとほぼ変わらない器具や方法で調節を行っていたので、自分たちの活動にも十分反映できそうだと感じました。また、異なると感じたところはレース後のマシンメンテナンスです。マシンが戻ってきたらすぐにドライブシャフトを冷やしたりエアロパーツを磨いたりするなど、自分たちはしていなかった細かなメンテナンスをしていたので、本気で車を速く走らせるためにはこのような所にまで気を配らないといけないのだと感じました。
このような貴重な機会を設けて下さり、本当にありがとうございました。これからのチーム内での活動に役立てていきます。

スーパーフォーミュラ見学会@富士