講習会・勉強会

【開催案内】自動車開発・製作セミナー座学講座編 於市ヶ谷/神奈川工科大学

技術中核人材育成委員会では、主に学生を対象に、自動車を設計・製作するにあたり、何から手を付けたら良いかを手助けすることを目的に、自動車の開発の企画から設計製造実験の一連の開発プロセスを理解してもらえるよう、「自動車開発・製作ガイド」を制作しました。このテキストに基づき、執筆者の方々による講習会をフォーミュラ大会中に開催しておりますが、各所からのご要望にお応えし、年末の時期に合わせ、同セミナーの抜粋/更新版を市ヶ谷および、神奈川工科大学での2日程に分けまして、追加実施いたします。
神奈川工科大学では同日、ダンパー講習会との併催とさせていただきます。
●詳細に関しては、こちらをご確認下さい。

※申込受付期限:2019年12月2日(月)

自動車開発・製作セミナー座学講座編 於市ヶ谷/神奈川工科大学

【対象】
・次年度の大会に向けて、学生フォーミュラカーの製作に取り組もうと考えている方。
・今年はアシストメンバーだったが、来年はチームの中核として頑張ろうとしている方。
・日程管理やチーム全体のマネジメント関係をきちんと学びたい方(市ヶ谷編)
・冷却関係(熱トラブル)、吸排気、電子電装パートの担当となる予定の方(市ヶ谷編)
・車検対応(安全設計関係)の担当となる予定の方(市ヶ谷編)
・動的性能やダンパー / サスペンション関係のセクションの担当の方(神奈川工科大学編)
【講義ラインナップ】
<12月14日(土)@市ヶ谷(自動車技術会本部)>
■第1章 車両コンセプトとベンチマークの設定
 第2章 車両計画と車両レイアウトの作成
 第3章 車両開発日程の作成
 第13章 車両計画とレイアウトのデザインレビュー
→こちらは次年度に向けた開発フローやベンチマークについて、
 特にこの時期に必要な開発を始めるにあたっての必須内容になっております。
■第10章 エンジンのチューンアップとマフラー設計
→ICVエンジンの吸排気のレベルアップ、さらに騒音試験のトラブルに対応するための知識になります。
■第11章 エンジン冷却システムの設計
→冷却につきましては、今年は雨の中の動的審査も多かったですが、
 過去の「熱」による発生不具合事例を整理して聴講いただけると、
 来年に向けて非常に有用な講義となります。(熱による動作不良はよくあるパターンです)
■第12章 電子・電装部品の設計と製作および品質検証
→「熱」以外のトラブルでは電装系が多いのではないでしょうか。
 電気系の学生以外でも基本的な電子・電装系の知識がないと学生フォーミュラ車両の
 電装トラブルに対応する前提知識を身に着ける講義になります。
■安全項目に関するレギュレーション
第16章 計測法
→学生フォーミュラの車両をベースに車両製作データ計測の基礎的な知見や、
 学生フォーミュラ車両の車検を題材に安全設計に関する前提知識をインプットする講義になります。
 (車検担当者は要チェック)
<12月21日(土)@神奈川工科大学編/AMにダンパー講習会併催>
■第4章 車両運動性能Ⅰ(動力性能・車両加速性能)
 第5章 車両運動性能Ⅱ(制動性能)
■第6章 車両運動性能Ⅲ(静的旋回性能)
 第7章 車両運動性能Ⅳ(動的旋回性能)
→こちらは同日のダンパー講習会も意識し、車両の運動性能についての講義となります。
 エコパでの受講生は1年生が多く、少々難解という評判でしたが、この辺りの運動法則が
 意識できているとそうでないのとでは開発車両の動的性能にも影響があるかと思います。
■第9章 サスペンション・ステアリングの設計とタイヤ特性
→ダンパー/サスペンション関係の担当者は必見ですが、
 足回り担当以外の方も、「タイヤが大事」と言われる理由を是非聴講ください。
 (講師はかつて某GTRの開発商品主管だったスペシャリストです)
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∗ 主催:公益社団法人 自動車技術会
∗ 企画:技術中核人材育成委員会
∗ 主な対象:学生フォーミュラ大会チームメンバーおよび関係者、希望学生
∗ 参加費:1,000円+テキスト代(1,300円)
当日テキストとして、『自動車開発・製作ガイド』(青本)を特別価格にて販売いたします。
既にお持ちでお求めにならない場合は上記参加費1,000円のみといたします。
∗ 申込受付期限:2012年12月2日(月)

 

■今年度の自動車開発・製作セミナー(予定)
下記セミナーに関するアナウンスは2020年1月以降にさせていただきます。

2020年2月下旬頃: 自動車開発・製作セミナー「ものづくり編-溶接講座」
2020年3月頃: 自動車開発・製作セミナー「走行実習編」
2020年3月頃: 自動車開発・製作セミナー「EVクラス回路製作実習編」