7月3日、日本自動車会館くるまプラザにて全日本 学生フォーミュラ第15回大会の関東地区プレス発表会が行われました。
大会副委員長の窪塚孝夫氏、大会実行委員の玉正忠嗣氏らの挨拶に続いて、関東地区から集まった横浜国立大学、早稲田大学、日本自動車大学校、茨城大学の4校による自チームのプレゼンテーションが実施されました。
昨年の第14回大会で総合を2位を獲得している横浜国立大学は、プロジェクトリーダーの福地赳幸さんと運営班の大澤駿太さんによるプレゼンテーションで「昨年は1位との差がわずか0.61点だった」ことを説明、不振だったコスト審査を中心に獲得ポイントを底上げし、総合優勝を狙うことを宣言しました。
30kgの軽量化と10psの出力向上をめざして今年のマシン開発を進めている早稲田大学は、プロジェクトリーダーの鈴木峻大さんから「限られたリソースから結果を残してまずは総合10位をめざし、将来の優勝への足がかりにする」と語っています。
日本自動車大学校は第10回大会の総合9位入賞以来、7位、9位、6位、そして昨年の5位とコンスタントに上位入賞を果たしています。チームリーダーの井山雄太さんは「エアロデバイスを排除したスチールフレームというコンベンショナルな車両構成を引き継ぎつつ旋回性能を引き上げて総合優勝を狙う」と好調をアピールしました。
この日、学生によるプレゼンテーションの司会を務めた茨城大学は最後にプレゼンテーションを行いました。チームリーダーの仲秋俊太郎さんは、「昨年のエンデュランスでギヤシフトにトラブルが発生しており、それがなければ4位に入れる計算でした」と説明。昨年ベストエアロ賞を獲得したマシンの強みを維持しつつ、エンジンを従来の4気筒から単気筒に変更してさらなるポテンシャルアップを狙うと力強く語りました。
プレゼンテーションの後には、屋外に展示された車両を目の当りにしながら集まったプレスへの説明を行い、発表会は終了しました。