(レポート:静岡理工科大学フォーミュラプロジェクト 新村 磨矢さん)
多くの大学が無事にシェイクダウンを終え、走り込みを行っているこの時期、自動車技術会中部支部では6月5日(日)にトヨタ名古屋自動車大学校にてダンパー講習会(実技編)を開催した。このダンパー講習会では、各チームが持参したダンパーの計測や最近導入する大学が増えていると話題のドライビングシミュレータ”rFactor”の体験、時代の最先端をゆく水素で作った電気で走る車MIRAIの試乗を行った。
主な内容は以下の3つ。
【ドライビングシミュレータ】
- 自分たちでコースを作成することが可能なので、実際に大会のコースを作成し、実車に乗らずとも大会のコースを体験することができるようにすれば、より有意義なものになると思う。
- シート後ろに取り付けられたダンパーが動いたり、ステアリングに振動が伝わったりと、実車に乗っているような感覚を体験することができる。
- 車両の破損が起きた場合は、その後の走行に支障をきたすようになっている。(最初の走行よりも走りにくい 等)
- あくまでシミュレーションであり、ゲームでは無い。
- 自分たちで車両のセッティングが可能であるため、実際に自分たちの車両と同じような状況を作ることができる。
【ダンパー計測】
- 株式会社アネブル様のサービスカーをお借りし、自分たちが車両に使用するダンパーの減衰特性・減衰曲線等を調べることができる。
- 株式会社アネブルの蘓武様から、自分たちが使用するダンパーについてのアドバイス等を頂くことができる。
- 実際に計測してみて得られたデータをもとに、蘓武さんから説明と解説をお聞きすることができる。
【MIRAI試乗】
- 水素を燃料にして走る、トヨタ自動車株式会社のMIRAIを試乗し、実際に時代の最先端の技術に触れることができる。