静岡県磐田市のヤマハ発動機本社にて、同社様主催の車体設計講習会が開催されました。
関東、関西、中国地方の大学、11校38名が参加して車体サスペンション設計、セッティング理論についての勉強会となりました。
今回はこの車体設計講習会後の時間に車体技術相談会も併催されました。先月の日本大会で抱えた問題点の解決方法についてヒントを得ようとする学校、来年大会に向けて新システム開発のための相談をする学校など、それぞれの課題はさまざまですが他校の相談内容への講師の説明を他校も共有しながらの勉強会となりました。
車体設計講習会は車両設計の基礎的な内容や設計時の注意点についての講習で、参加者にとって初めて耳にする内容も多かったようですが、車両設計前のこの時期に覚えておいてもらいたい内容を、視覚的に判りやすい講義内容で説明してもらえました。事前に参加者から送られた車体設計に関する相談項目についての解説も交えながらの講義となり、より参加者に身近な内容も含まれていました。
旋回性を上げるには？ サスのスプリング、減衰のセッティングはどう決めていくか？ など講師が教えるだけでなく、参加校同士のディスカッションも行われ、今まで疑問に思っていたことの解決に繋がったと思います。
今回学んだ理論をこれからの車両設計にうまく生かせるように昇華していただきたいと思います。また、次年度車両の走行時にも今回学んだ車体セッティングの重要さをしっかり認識して、タイムアップに結びつくことを期待しています。
最後になりましたが、お忙しい中、ご担当いただいたエンジニアの皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。