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「学生フォーミュラ大会2019」関東地区発表会開催

7月4日、都内の日本自動車会館くるまプラザにおいて、学生フォーミュラ大会2019の関東地区報道関係者向け発表会が開かれました。
学生フォーミュラ大会2019関東地区報道関係者向け発表会
まず、大会実行委員長を務める中澤広高氏より大会の概要やレギュレーション、そして注目点などが説明され、その後集まった4校(芝浦工業大学、横浜国立大学、東京大学、群馬大学)によるプレゼンテーションが行われました。
学生フォーミュラ大会2019関東地区報道関係者向け発表会

大会実行委員長より挨拶、イベントの概要説明が行われた。

ご存知のとおり今年から大会名称から「全日本」が外れ、「学生フォーミュラ日本大会2019」となっています。これは海外エントリーの増加からも分かるとおり、イベントの国際化を意識しての変更です。ちなみに今年の海外チームエントリーは、過去最多となる27チームです。

またEVクラスのエントリーも増え、こちらも過去最高となる26チーム(国内12チーム、海外14チーム)となりました。さらに昨年EVクラス1位の名古屋大学が、4輪インホイールモーターを採用するというニュースも伝えられました。
出席したチームのプレゼンテーションでは、2017年大会2位、2018年大会7位の芝浦工業大学チームがニューマシンとなるS016を披露しました。フロントを大胆にワイドトレッドに、一方のリヤをナロートレッドとした意欲的なマシンで念願の総合優勝を狙います。
学生フォーミュラ大会2019関東地区報道関係者向け発表会

2017年大会の2位を上回る初優勝を狙う芝浦工業大学。

やはり優勝候補の横浜国立大学は、過去2回2位に入りながらも優勝回数はゼロ。4気筒エンジン縦置きにシャフトドライブ、そして10インチホイールという得意のパッケージをさらに進化させたマシンは、既に昨年タイムを2秒上回っており、ポテンシャルは十分。また、昨年BS放送で取り上げられたなかったことに触れ、「とても残念でした。今年は目立ちたい!」と意欲を見せています。

学生フォーミュラ大会2019関東地区報道関係者向け発表会

上位常連の横浜国立大学も、念願の初優勝をめざす。

2009年の優勝校である東京大学は、イージードライブとセーフティードライブをモットーに、スクーター用エンジンをサイドに搭載する特異なパッケージをキープしたニューマシン、UTFF18で上位浮上を目指します。「目標は40位以内」と控えめですが、将来のステップアップへの足掛かりと位置づけており、着実な成長が期待されます。
学生フォーミュラ大会2019関東地区報道関係者向け発表会

意欲的なCVT搭載サイドエンジンマシンで着実な進歩を狙う東京大学。

そして群馬大学。昨年は残念ながら車検通過できなかったものの、既に今年のマシンGUFT-19は3月にシェイクダウン済み。単気筒エンジンに10インチタイヤという軽量なパッケージに、今年はカーボンファイバー製カウルとウイングで武装し、「ジャンプアップ賞を狙います」と力強く宣言しました。
学生フォーミュラ大会2019関東地区報道関係者向け発表会

「うちのマシンは軽トラで運べます!」という群馬大学。順調にシェイクダウンもこなし、動的審査での活躍に期待が掛かる。

 

学生フォーミュラ大会2019関東地区報道関係者向け発表会

芝浦工業大学のS016を前に記念撮影。