昨春より恒例化した鈴鹿サーキット内にあります交通教育センターでの標記実習が23日に行われ,今回は関東・関西・中部から13名の受講生が集まりました。
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冒頭の開講式,オリエンに続き,さっそくコースに出て,指導員さんからの諸注意,クルマの始業点検,乗車姿勢などを指導していただきました。
運転の基本はまずブレーキングからと,滑りやすい散水路を使ってABSが効いた状態(写真上)とカットした状態での比較を実感させ,ホィールロックとその寸前の感覚を繰り返し繰り返し体感させます。公道ではまずできない貴重な体験です。
ブレーキング感覚がひと通り身に着いたら,こんどはスラローム走行です。複雑なコースレイアウトに受講生らは最初は戸惑って指導員さんの注意やダメ出しがマイク越しに響きます(写真上)が,何度も反復しているうちに上達し,複数台で何とか走破できるレベルにまで上達してきました(同下)。
今回の「仕上げ」は低ミュー路という凍結路と同等のたいへん滑りやすいコースを使っての走行実習です。これまでに習った微妙なブレーキング,アクセルワーク,ハンドリングなどがどれだけ通用するのか?FR車(写真上)とFF車(同下)の挙動の違いも体験しながら,反復練習していきます。
朝から夕刻までみっちり走り込み,さすがの受講生も疲れが隠せない感じでしたが,今回の講習も無事に終了。受講生らからも「役にたった」「本大会でもこの経験を活かしたい」などと好評でした。
閉講にあたり参加した全員で記念撮影です。たいへんお疲れ様でした。
最後に今回のセミナーにご協力いただきましたモビリティランド鈴鹿サーキット様,本田技研工業様に心から感謝いたします。ありがとうございました。