学生フォーミュラ大会に参加する学生を主な対象に自動車開発・製作セミナー「EVクラス回路製作実習編」於日産GRANDRIVE (技術中核人材育成委員会企画)を開催しました。
本セミナーでは、全日本 学生フォーミュラ大会 EVクラスに参加もしくは参加を予定している学生を対象に、電気車検通過や車両製作において必須となる回路製作を実践的に学ぶことを目的としています。
講座の内容は こちら をご覧ください。
今年は学生フォーミュラ大会EVクラスの関係11チーム計37名にご参加いただきました。まずは開講式に引き続きオリエンがおこなわれます。講師陣は日産自動車の現役技術者の皆様で、大会をサポートしていただくプロのエンジニアから直接指導していただける貴重な機会となりました。
一日みっちり数時間の講義を行った本セミナーは、大学の講義よりさらに大会の車両製作に関わる実践的な内容となります。スクリーンの前にあるのはこの講座のために特設したEV回路を摸したオリジナルモックです。目に見えない電気の流れを視覚化し、電気系以外の学生にも分かりやすく図解しながら講義しております。
合間や講義後の質問タイムではチームから多くの質問が飛び交い、大会をサポートしていただいている講師陣の皆様と貴重なディスカッションをさせていただきました。
【参加者のコメント】
今回はEVクラス回路製作実習編に参加させていただき、ありがとうございました。講習内容はFormulaSAE®Rulesを視覚的に理解できるよう、多くの図と解説が付け加えられていたので弊チームにおいて電装班ではない私でも理解することができました。
また、シャットダウン回路やプリチャージ・ディスチャージ回路といった各授業項目のまとめには注意するべきポイントの説明があったことも理解しやすい点だったと思います。
授業の最後には自分なりに理解した内容を講師の方々が作った回路に実際に触れてみることで、知識として終わるのではなく、経験として身につきました。
このセミナーに参加したことは自分自身だけではなくチームの大きな財産になったと思います、今後はチームの過去車両を教材として車両電装の理解を深め、車両製作に役立てたいと思います。
(神奈川工科大学 田中慎也)
最後に本セミナーにご協力いただきました日産自動車株式会社様に心から感謝いたします。
誠にありがとうございました。