試走会・テスト

三支部合同試走会を終えて ― 豊橋技術科学大学

●ここまでの実走開発について

Q1 今年の車両が走り始めたのはいつでしたか?
A1 7月29日にスポンサー様のテストコースをお借りしてシェイクダウンいたしました。

Q2 それから何回、総計で何kmほど走りましたか? (今回の試走会を含めて)
A2 3支部を含め、合計5日間、だいたい100kmほどの走行を行いました。

Q3 その中で直面した主要な問題は、まずマシンの面ではどんなことがありましたか?
A3 シェイクダウンが予定から遅れてしまった影響で、エアロパーツを搭載しての走行ができませんでした。また、エンジンのECUを作業中のミスで破損させてしまい、急遽、名古屋大学様よりお借りして走行を行っておりました。名古屋大学様とはセッティングが異なるため、エコパでの走行ではレブリミッターが作動しておりました。

Q4 同じくチームの開発態勢、チーム運営などの面ではどんなことが難しかったですか? どんな問題が発生しましたか?
A4 研究室の仕事等で忙しいメンバーが多く、当初予定よりも部品製作が遅れてしまいました。そのためシェイクダウンが遅れ、走行練習やデータとりのスケジュールの変更が必要になりました。

【7_豊橋技術科学大学】写真1
●今回の試走会について

Q5 今回、各イベントを何回走行して、結果はどうでしたか?
・アクセラレーション0回
・スキッドパット4回 ドライバー1名 ベストタイム 5秒6
・オートクロス14周 ドライバー2名 ベストタイム 1分8秒8

Q6 車両には何か問題点や故障は発生しましたか? それにどう対処しましたか?
A6 3日目午前の周回走行中に、電装トラブルで止まってしまいました。ピットで担当者に見てもらったところ、修正に時間がかかる問題ではなかったので、修正してもらい午後からは走行を再開できました。

Q7 今回の試走会で「やりたかったこと」「確認したかったこと」は?
それはどのくらい、どんな内容で達成できましたか?  達成レベルは?(目標を100として、実際にやれたレベルは…)
A7
・現状で車検に通らない箇所の確認 → 車検員の方に細かいところまでご指摘いただけ、疑問点も質問により解決できたので90点
・ドライバーの練習 → 14回大会でエンデュランス、オートクロスを担当する予定のドライバーが2人とも走行できたが、車検通過に時間がかかったことや車両トラブルの影響で予定の回数は走れなかったため70点
・周回走行における車両の挙動確認 → 上記と同様の理由で60点
・エアロの有無による影響の確認 → フロントウイングが未完成のため今回は行えなかったため0点

●この後、1カ月後に迫った全日本大会に向けて

Q8 チームのベースに戻って、とくにマシンの整備・修正に関してはまず何をしますか?
A8 まずは、完成していない部品を完成させてそれらを含めての調整を行います。

Q9 今後4週間の車両開発と整備の内容として、具体的に何をどう進めようと計画していますか?
A9 エアロの搭載とその効果を確認後、ドライバーの練習と合わせてセッティング・デザイン審査に向けてのデータ取りを行う予定です。

Q10 今後4週間の中で走行予定はどこで、何度、計画していますか?
A10 場所についてはお知らせできませんが、三支部以降、7回程度の走行を予定しています。

Q11 その他、大会に向けたチームの組織・運営面などで計画していること、留意していることなどを記してください。
A11 今回の車検でも、「車検を効率よく行う工夫ができていなかったために時間に無駄が多い」ということを指摘されました。このことを含め、大会当日の動きや車両整備・積み下ろしなどの際に無駄な時間をかけなくて済むよう、事前に全体で確認・練習を行いたいと考えています。
そして、大会まで連日忙しい日々が続くので、体調を崩さないように気をつけます。

【7_豊橋技術科学大学】写真2