2016年11月6日(日)
担当:中山智貴(東京都市大学)
本格的な秋の訪れを感じさせる11月の初旬、東京・四ツ谷の上智大学にて「技術交流会」が開催されました。この技術交流会は、車両設計やチーム運営手法についての議論を通し、学生フォーミュラの活動においてより多くのことを学ぶための場を設け、日本の学生フォーミュラのレベルアップにつながるチーム間の交流を図ることを目的としています。
当日は、学生チーム、大会スタッフや学生フォーミュラOBなど、全国から約160名が集まりました。
午前は特別講演として、クボギヤテクノロジーズ 久保愛三氏より「歯車概論」や「機械技術の基盤」に関するご講演、イケヤフォーミュラ 池谷信二氏より「競技車両におけるトランスミッション技術と実戦セッティング」に関するご講演をいただきました。
同時に、自動車評論家の両角岳彦氏より「小型フォーミュラカー用トランスミッション・デザイン・コンペティション」について告知が行なわれました。
このコンペティションのテーマは、「モーターサイクル等のエンジンを搭載する小型フォーミュラカーに用いる変速・駆動機構を企画、開発(設計、解析)する。その成果に基づいて、実車搭載可能なものについて、当該機構を製作する」となっています。
午後は、事前に講演をお願いした学生チームによるプレゼンテーションが行なわれました。パワートレインやEV技術、マネジメント至るまで、さまざまなテーマについてのプレゼンテーション、そしてディスカッションが行なわれました。
また、フリーディスカッションのセッションも設けられ、各チームが持ち寄った質問に対するディスカッションが学生同士のみならず、大会スタッフ、学生フォーミュラOBを交えて行なわれました。
最後に、集合写真を撮影し、盛況のうちに技術交流会は終了しました。
技術交流会終了後には、会場近くにて懇親会が開催されました。
今後もこのような交流機会が継続して行なわれることを期待します!