●ここまでの実走開発について
Q1 今年の車両が走り始めたのはいつでしたか?
A1 今年度は6月24日にシェイクダウンを行いました。
Q2 それから何回、総計で何kmほど走りましたか? (今回の試走会を含めて)
A2 試走会は三支部合同試走会を含めて6回、総計で50kmほど走っています。
Q3 その中で直面した主要な問題は、まずマシンの面ではどんなことがありましたか?
A3 最初に発生した問題は電装トラブルでした。その他には、ウイングの地面、タイヤとの干渉、燃圧、油圧が低いという問題が起こりました。
Q4 同じくチームの開発態勢、チーム運営などの面ではどんなことが難しかったですか? どんな問題が発生しましたか?
A4 チーム運営においては、試走場所の確保に苦労しました。その影響で、車両セッティングに遅れが出ています。
Q5 今回、各イベントを何回走行して、結果はどうでしたか?
・アクセラレーション2回 ドライバー2名 ベストタイム 4秒478
・スキッドパット1回 ドライバー1名 ベストタイム 不明
・オートクロス5回 ドライバー3名 ベストタイム 1分6秒763
Q6 車両には何か問題点や故障は発生しましたか? それにどう対処しましたか?
A6
・燃圧が低い → 燃料フィルターを分解し、フィルターの掃除を行った。
・走行時のアンダーパネルの地面との接触 → アンダーパネルを外すことにより解決。
Q7 今回の試走会で「やりたかったこと」「確認したかったこと」は?
それはどのくらい、どんな内容で達成できましたか? 達成レベルは?(目標を100として、実際にやれたレベルは…)
A7
・ドライバーがコースを把握すること
→(達成レベル:80%)2日目に問題が発生し、2日目の周回走行を満足に行えなかった。ただ、周回走行を走るドライバー全員が最低1回はコースを走れたことは良かったです。
・ウイングを搭載した状態のマシンにドライバーが慣れること
→(達成レベル:50%)走行距離を多く取れなかったので、まだ目標を達成したとは言えません。ただ、本大会仕様のコースで全開走行できたことは、大会に向けてとても良い経験になりました。
・車検をスムーズに通過すること
→(達成レベル:90%)事前に写真や証拠資料を用意していたため、車検をスムーズに通過することができました。また、車検員の方々からも証拠資料が充実していて良いと評価していただきました。
●この後、1カ月後に迫った全日本大会に向けて
Q8 チームのベースに戻って、とくにマシンの整備・修正に関してはまず何をしますか?
A8 まずは車検時に指摘されたエアロパーツの修正を行います。
Q9 今後4週間の車両開発と整備の内容として、具体的に何をどう進めようと計画していますか?
A9 今回の試走会で、サスペンションセッティングがまだまだであることが分かりました。大会へ向け、わずかな時間ではありますが、セッティングを詰めていきたいと思います。
Q10 今後4週間の中で走行予定はどこで、何度、計画していますか?
A10 場所:JTEKT走行試験場(関西試走会) 回数:1回
Q11 その他、大会に向けたチームの組織・運営面などで計画していること、留意していることなどを記してください。
A11 大会では、常に早め早めの行動ができるよう、普段の試走会でも早めの行動を心掛けて実行しています。