Q:今日の試走会の目的は?
A:昨年の車両を用いて、今年新規搭載するパドルシフトの動作チェックです。
Q:今日起きたトラブルは?
A:走行途中でステアリングの調子が悪くなったため走行を中止しました。
Q:今年のマシンのシェイクダウンの予定は?
A:5月28日に学内で行う予定です。
Q: 今年のマシンのコンセプトは?
A: タイヤサイズを13インチから10インチに変更するなど軽量化を意識しています。
Q: 今年の目標順位は?
A: 動的審査 1位です。静的審査は毎年苦手としていますが、準備に時間を掛けて確実性を上げていきます。例えば、コスト審査ではチーム内で既に2回コストレポートを仮完成(チーム内でFCAと図面の提出)させて、6月の提出期限までチェックを重ねています。
Q:東海大チームは国内でも有数の大所帯のチームですが、1年生は何人ぐらい入部しましたか?
A:40人入りました。例年多くの新入生を迎えますが、大会頃までに結局最後まで残るのは15人程度でした。活動を辞めてしまう理由としては、自分が思い描いていたこととのギャップや活動の日程的なキツさがあるようです。今年は本入部後の退部を防ぐために、仮入部の段階からメンバーを絞り込むような形で接しましたが、40人も残っているので今後に期待します。新入生には9月の大会までに定期的に講習会を開きます。
Q:チーム運営で気をつけていることは?
A:スケジュール管理について、1~2ヶ月先だけではなく、もっと先の3~4ヶ月先まで見通すようにしています。
Q:(テクニカルディレクターの方に)チームをまとめる側の人間として心掛けていることは?
A:常に意識を高く持つことです。時には少しキツいことを言う時もあります。チームのダメな所はクルマに表れるので。
Q:今回の試走会の感想を教えてください
A:100点中60点ぐらいです。でも、パドルシフトがうまくいったので良かったです。
Q:昨年の大会前にはオーストリアのTU Graz Racing Teamのマシン受け入れのホストチームを務めていましたが、彼らから学んだことはありますか?
A:一番はマシンのクオリティです。彼らは、どこを変えたらどう早くなるのかということを分かっている、ということが大きな差だと感じました。
今年の(東海大チームの)マシン設計で特に影響された所は、クルマを曲げる時の最初の回頭性です。ターンインで頭が入った後はアンダーステアになってもいいぐらいの感じでとにかく最初の回頭性を上げることを重視しました。
リアの使い方は、シェイクダウン後にマシンが走りだしてからブラッシュアップしていきます。
Q:今後のテスト走行の予定は?
A:6月から週1回を目標にしています。メンバーが多いので、テストチームの様な形でうまく回していきたい。
Q:最後に、これから大会に向けての意気込みをお願いします。
A:とにかく走りにこだわります。妥協せずマシンのクオリティを上げていきます。