今年も昨年に引き続き、9月 24、25日にスポーツランドSUGOで開催された全日本選手権スーパーフォーミュラ第6戦において、イベントエリアに学生フォーミュラブースを設置させていただきました。今年はEV部門優勝の岩手連合と3位の東北大学の2チームがそれぞれ本大会出場マシンを展示しました。
24日早朝に両チームが集合し、7時半頃までにブースを設営しました。両チームともPRパネルを並べ、ディスプレイに大会のダイジェスト動画やPR動画を上映しました。マシンはグランドスタンドへ向かって正面の位置に並べさせていただきました。
ゲートオープン直後から多くの方が、スーパーフォーミュラとはまた違った印象の私達のフォーミュラカーに興味を示してくださいました。2台ともEVということもあり、後部をのぞき込まれる方、駆動系に関して詳しく質問される方が多かったように感じます。
お昼にはテント前でPRイベントが行われました。両チームとも2名ずつ出演し、大会の概要や各チームの沿革、マシンのアピールポイントを紹介していきました。
この日最大のイベントは、東北では初となるサーキットでのデモ走行です。夕刻、本コースを使うプログラムがすべて終了した後、ホームストレート上に10m間隔でパイロンを設置し、アクセラレーションやスラローム走行を実施しました。またデモランに際し両大学から1名ずつがマイクを握り、場内アナウンサーの方を交えてPRを行いました(写真上)。まず大会について説明があった後、東北大のマシンが走行しました。小型軽量なフォーミュラカーならではの運動性能に観客の皆様も驚いている様子でした。続けて岩手連合のマシンが走行、こちらは独自に搭載しているトルクベクタリング装置による強烈な旋回性能を活かしたスラローム走行を披露しました。最後に2台が並走して第2コーナー先まで走行しました(写真下)。
翌25日は決勝日ということもあり、特に子連れのお客さんが目立ちました。両チームとも乗車体験を実施し、多くの子供たちに興味を持ってもらえました。将来この中からも大学で学生フォーミュラに参加してくれる人が出てくることを願っています。
この日は2回PRイベントを実施しました。1回目は隣のブースでのトークショーが終わった直後ということもあり多くのお客さんを集めることができました。また2回目のPRでは大会の場内放送で解説も務めているジャーナリストの両角岳彦氏に加わっていただき、技術的により詳しい話や活動する上で苦労した点など多くのことを知っていただけたように思います。
今回PR活動を企画運営させていただいたことは私たちにとって大きな経験であり、自分達のプレゼンテーション能力がまだまだであることを痛感する場ともなりました。また、2日間の活動を通して、まだまだ学生フォーミュラの認知度が低いことを実感しましたが、こうしたPR活動を重ねていくことで、少しでも多くの方にその魅力を伝えていければと考えています。
最後になりましたが、今回のPR活動の機会をご用意下さいましたJRP様、両角様、スポーツランドSUGO様を始めとする関係者の皆様に心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました。