静岡県磐田市のヤマハ発動機本社にて、同社様主催の車体設計講習会が開催されました。
関東、関西、中国地方の大学、11校45名が参加して車体サスペンション設計、セッティング理論についての勉強会となりました。
今回はこの車体設計講習会の前後の時間には、それぞれエンジン関連の技術相談会と車体技術相談会も開催されました。先月の日本大会で抱えた問題点の解決方法についてヒントを得ようとする学校、来年大会に向けて新システム開発のための相談をする学校など、それぞれの課題はさまざまですが、学校からの相談内容への講師の説明を他校も共有しながらの説明会となりました。
車体設計講習会は昨年までよりも上級者向けの内容で、参加者にとって初めて耳にする内容も多かったようですが、車両設計前のこの時期に覚えておいてもらいたい内容を、視覚的に判りやすい講義内容で説明してもらえました。事前に参加者から送られた車体設計に関する相談項目についての解説も交えながらの講義となり、より参加者に身近な内容も含まれていました。トラクションを得るには? 旋回性を上げるには? サスのスプリング、減衰のセッティングのみならず車両の初期設定が重要であることを十分に理解してもらえたと思います。
今回学んだ理論をこれからの車両設計にうまく生かせるように昇華していただきたいと思います。今後は今回の内容をベースとした車体セッティング講習実習編に継続されていきます。両講習をもとに車体セッティングの重要さをしっかり認識して、タイムアップに結びつけることを期待しています!
最後になりましたが、お忙しい中、ご担当いただいたエンジニアの皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。