講習会・勉強会

関東学生フォーミュラ連盟・技術交流会開催

11月25日(土)、東京新宿区にある早稲田大学西早稲田キャンパスで関東学生フォーミュラ連盟主催による技術交流会が開催されました。各地から計25校、136名もの参加申し込みを集めたこの技術交流会、午前中は横浜ゴムによる講演が行われました。タイヤの基本的な構造からバイアスとラジアルの比較、様々なタイヤ特性などを解説すると同時に、事前に寄せられていた質問に丁寧に回答し、学生達のタイヤに関する疑問に答えていました。

午後はまずデザイン審査員による講演が行われ、基本となる学生フォーミュラのレギュレーションや海外大会の実情、英語の必要性など、様々なトピックスが取り上げられました。
続いて第15回大会に参加した3校による発表となりました。発表を行ったのは芝浦工業大学、京都工芸繊維大学、東海大学の3校で、芝浦工業大学は「速さをたまにしか発揮できなかった2015年車両」から「信頼性を高めたがあまり速くない2016年車両」を経て「軽量で速さを発揮した2017年車両」への変遷を分かりやすく説明。2年連続優勝中の京都工芸繊維大学は、軽量化を狙ってエアロデバイスのメインエレメントをドライカーボン化した際の設計手順や工法について解説しました。2名が発表にあたった東海大学は、「エンジンの高出力化における内部の取り組み」と「カーボンについて」と題し、開発と製作でどのような問題に直面し、それを解決したかを発表しました。

芝浦工業大学はマシン開発の目標設定と、それによる3台のマシンの変遷を紹介。

エアロデバイスをドライカーボン製にした京都工芸繊維大学は製法を紹介。

カムやピストンといった内部パーツに手を入れエンジン出力を引き上げた東海大学。カーボンモノコックの補修方法についても紹介。