7月4日(水)、東京・港区の日本自動車会館において、第16回 全日本 学生フォーミュラ大会関東地区報道関係者向け発表会が行われました。大会実行委員長を務める玉正忠嗣氏による大会の概要説明に続いて、芝浦工業大学と神奈川大学の2校がチームプレゼンテーションを実施。また屋外に両校の車両を展示し、実車を前に報道関係者に説明を行いました。
今年の大会は過去最多の138チームからの参加申し込みがありましたが、特に中国から12チームの申し込みがあるなど、海外チームから強い注目を集めていることが伺えます。このうち、大会に参加できるのは98チーム(国内74チーム、海外24チーム)となります。また、中国の学生フォーミュラ大会でEVクラス上位入賞している4校が参加するなど、EVクラスの充実も大きな話題と言えるでしょう。
昨年の大会で総合2位入賞を果たしている芝浦工業大学Formula Racing – SHIBA-4は、当然ながら総合優勝を目標に掲げています。プロジェクトリーダーの諏訪一樹さんは「昨年度の車両をより軽量コンパクトにまとめ、シェイクダウン時期も早めて大会への準備を進めています」とチームの状況を説明。また今年度は多くの新規スポンサーにも恵まれていると感謝を述べました。
一方、EVクラスで参戦5年目となる神奈川大学 – KURAFTは、昨年初めて全審査参加を果たしました。プロジェクトリーダーの田村健昇さんと電気班メンバーのカラザス・ケビンさんが、活動の概要や車両製作での難しい点などを説明、特に車両の軽量化については、これまでコクピット両サイドに分割して搭載していた駆動用バッテリーをコクピット後方の一箇所にまとめるなどして、実に72.5kgもの軽量化を実現していることをアピールしました。
第16回大会は9月4日(火)から8日(土)の5日間、今年も静岡県の小笠山総合運動公園(ECOPA)を舞台に開催されます。