2019年3月23日(土)、学生フォーミュラ大会に参加する学生を対象に自動車開発・製作セミナー「EVクラス回路製作実習編」於日産GRANDRIVE (技術中核人材育成委員会企画)が開催されました。
本セミナーでは、学生フォーミュラ大会 EVクラスに参加もしくは参加を考えている学生を対象に、電気車両製作において必須となる回路製作や電気車検についてのポイントを実践的に学ぶことを目的としています。
講座の内容は こちら をご覧ください。
今年も大人気のこのセミナーは、13チーム計32名にご参加いただきました。まずは開講式に引き続きオリエンがおこなわれます。講師陣は日産自動車のEV関係エンジニアの皆様で、学生フォーミュラ大会でもサポートしていただいており、EVWG関係者からも直接質疑ができる貴重な機会となりました。
EVクラス参戦チームはもちろん、ICVでの参加チームも多く参加いただいており、今後のEVクラスへの期待感が現れいます。
一日みっちり缶詰で講義を行う本セミナーは、電気車両製作に関わる実践的な内容となります。もちろん、学生フォーミュラの内容を意識した内容になっており、この講座のために作製した特製のEV回路を摸したオリジナルモックも使用しています。目に見えない電気の流れを視覚化し、電気系以外の学生にも分かりやすく図解しながらの講義いただきました。
更に今年は、日産LEAFのモーターをアクセルペダルで回す学生フォーミュラ講義用の新型のモック(下画像右)をご用意いただきました。世界に一台だけの学生フォーミュラEVセミナー用モックです!
EV参戦チームだけでなく、ICVクラスチームの参加者からもモックは非常に好評で、「このモック欲しい・・・」とこぼしていました。
1日中熱気あふれる講義を行い、休憩時間やQ&Aタイムでも参加チームから絶え間なく質問が飛び交い、EVWGスタッフも含め、ディスカッションをさせていただきました。貴重な時間を無駄なく過ごしていただいたようです。
【参加者のコメント】
「EVセミナーに参加させていただきありがとうございました。講習内容はテキストを元にレギュレーションに沿った回路設計がメインで行われました。新しく追加されたレギュレーションや注意すべきポイントをひとつひとつ教えていただけ、質疑応答もさせていただける貴重な機会となりましたので、とても理解しやすかったです。また、模擬的に作られた全体の回路を見ることができるのでイメージしやすく、モーターを回す特製の回路模型もとても参考になりました。今回のEVセミナーで得た知識、経験をチームにフィードバックし、これからのフォーミュラ活動に生かしていきたいと思います!」
(トヨタ東京自動車大学校 小林 雅喜)
最後に本セミナーにご協力いただきました日産自動車株式会社様、EVWG関係者の皆様に心から感謝いたします。
誠にありがとうございました。