試走会・テスト

三支部合同試走会を終えて ー 早稲田大学

●ここまでの実走開発について

Q1 今年の車両が走り始めたのはいつでしたか?
A1 今年の車両は4月中旬より走り始めました。

Q2 それから何回、総計で何kmほど走りましたか? (今回の試走会を含めて)
A2 毎月数回のテスト走行を行い、計180kmほど走行を重ねました。

Q3 その中で直面した主要な問題は、まずマシンの面ではどんなことがありましたか?
A3 シェイクダウン直後に駆動系のトラブルがありました。その後、サスペンション部品の破損もありましたが、現在は対策を施し、修復を終えています。

Q4 同じくチームの開発態勢、チーム運営などの面ではどんなことが難しかったですか? どんな問題が発生しましたか?
A4 製作を春休み中に完了させるため、例年より設計期間を大幅に短くしました。それに伴い、設計スケジュールの管理を徹底しました。遅れが出ることがありましたが、毎週のミーティングで進捗状況を確認することでスケジュールのリカバリーを計りました。

早稲田大学_走行画像

●今回の試走会について

Q5 今回、各イベントを何回走行して、結果はどうでしたか?
・アクセラレーション3回 ドライバー2名 ベストタイム 4秒8
・スキッドパット9回 ドライバー1名 ベストタイム 5秒2
・オートクロス8回 ドライバー3名 ベストタイム 1分5秒8

Q6 車両には何か問題点や故障は発生しましたか? それにどう対処しましたか?
A6 特にありません。

Q7 今回の試走会で「やりたかったこと」「確認したかったこと」は?
それはどのくらい、どんな内容で達成できましたか?  達成レベルは?(目標を100として、実際にやれたレベルは…)
A7
今回は「マシンのセットアップ」と「ドライバー育成」を目的に設定し、参加しました。「マシンのセットアップ」としては、現状の仕様でセットアップを進められたものの、目標タイムには届かなかったため60%の出来だと感じています。「ドライバー育成」としては、新人ドライバーも安定して走行することが出来たのでおおよそ目的が達成できたのではないかと感じています。ただし、まだまだドライバーによるタイム向上も見込めるのでこちらも60%の出来だと感じています。

●この後、1カ月後に迫った全日本大会に向けて

Q8 チームのベースに戻って、とくにマシンの整備・修正に関してはまず何をしますか?
A8 まず、今回の車検での指摘項目の修正を行います。また、エビデンスなど補足資料も作成します。

Q9 今後4週間の車両開発と整備の内容として、具体的に何をどう進めようと計画していますか?
A9 サスペンション部品を中心にチェックを行い、残りの試走会でトラブルが出ないようメンテナンスをしっかり行います。

Q10 今後4週間の中で走行予定はどこで、何度、計画していますか?
A10 今後、19~20日エコパ試走会への参加、2回のプライベートテストを計画しています。

Q11 その他、大会に向けたチームの組織・運営面などで計画していること、留意していることなどを記してください。
A11 昨年は車検の通過に手間取り、動的審査への参加が叶いませんでした。その反省を生かし、エビデンス等の補足資料を含め、車検への準備を徹底したいと思います。また、当日の静的審査に向けた資料も作成しつつ、可能な限り走り込んでマシン・ドライバー共に成熟させたいと思います。