4月23日~24日 鈴鹿サーキット
(レポート:福井大学 工学部情報・メディア工学科4年 種田和弘さん)
4月23~24日に鈴鹿サーキットで開催されたスーパーフォーミュラとF3レースで、車検と車載映像に関連したお手伝いさせていただきました。レース終了後には、結果の良かったチームも悪かったチームも、次のレースに向けて笑顔で片付け(と次戦への準備)をしており、まるで学生フォーミュラ大会の最終日を見ているようでした。学生フォーミュラも同様ですが、レースを終えた後の達成は言葉にならないものがあります。自分たちのチームも同じ達成感を得られるよう、9月の本大会に向けて精進していきたいと感じました。
では、ここでは特に印象的だった点について説明します。
高い正確さが要求される車検
学生フォーミュラでは、車検では数値の多くがアナログで測定されています。また、人と人とのコミュニケーションも大切な要素となっています。今回ボランティアで参加させて頂いたスーパーフォーミュラとF3の車検では、レーザーによってあらゆる数値が自動で測定・計算されていたことに驚きました。また、センサーのキャリブレーションも1日の間に2回以上行われており、正確さに対する取り組みにも脱帽しました。特に計測機器を扱う上で、自分たちのチームでもこの正確さを追求していきたいと思いました。
ピットで見たプロフェッショナルな仕事ぶり
車載映像のお手伝いではチームのピットを間近で見ることができ、普段見ることができないピットの裏側を知ることができました。車体がイタリア製のワンメイクに制限されているスーパーフォーミュラは、ゼロから開発する学生フォーミュラのようにオリジナリティを出せる車両ではありませんが、その中でも各チームは様々な視点で理想のマシン造りを追求しています。その姿を間近で見ることができ、大きな刺激となりました。
プラクティス中、ピットエンジニア全員が絶えず自らの仕事を行い、何か起こるとすぐに全員が一致団結して作業に取り組んでいましたが、このような姿勢はぜひ見習っていかなければならないと痛感しました。
最後に、このような貴重な機会を与えて下さったJRPの方々に感謝いたします。