（レポート／京都大学フォーミュラプロジェクトKART・井上 槙平）
2月18日に東レ・カーボンマジック株式会社様主催でCFRP勉強会が開かれました。
CFRPの基礎知識を学ぶことで、学生フォーミュラにおけるCFRP製品の設計や成形の技術的な底上げを行うことを目的とし、関西支部から10チーム19名が参加しました。
はじめにCFRPの特性と成形法について講義をしていただいたのち、実際の製品を見学しました。実物を見ながら疑問を抱いた部分について設計者の方々に各自で質問し、カーボン製品の設計の意図や方法を教えていただきました。
つづく講義ではCFRPの物性とCAE設計の方法について教えていただきました。実際に製品を製作する前に行う製品の強度解析の方法、カーボン材料の破壊則について学ぶことができました。
その後、奥社長に実際のF4の車両のカーボンモノコックを用いて、構造や設計の意図についてわかりやすく解説していただきました。
奥社長からカーボンモノコックを例に設計のポイントを教わる
最後に工場見学をさせていただきました。型へのプリプレグの積層や、製品を焼く際に使用するオートクレーブなどの実際の製作の現場を見せていただきました。その規模の大きさに驚くとともに、製作過程についてわかりやすく説明していただきとても勉強になりました。
勉強会において得た知識は、今後の設計に生かしてまいりたいと思います。
本講習会を主催していただきました株式会社東レ・カーボンマジック様には改めて厚く御礼申し上げます。
エントランスホールにて集合写真