(レポート:岡山大学フォーミュラプロジェクト 楠見 隆行さん)
今年も昨年に引き続き、岡山国際サーキットにてスーパーフォーミュラが開催されました。そして今年もイベントエリアに学生フォーミュラブースを設置させてもらいました。今年の参加大学は岡山大学、岡山理科大学、神戸大学、鳥取大学、広島工業大学の5大学、39人が参加し、それぞれ本大会出場マシンを展示しました.
今回のスーパーフォーミュラでは、岡山国際サーキットのミニコースがイベントエリアとして使われ、その中でスーパーフォーミュラオフィシャルステージとMUGENブースの間に学生フォーミュラブースを設置してPR活動を行いました。ブース内ではテントを用意し、その中で各大学のPRパネルや製作したパーツの展示をし、ディスプレイでは2015年度大会のダイジェスト映像を上映しました。テントの前に各大学の車両を並べて展示しました。
土曜日は学生フォーミュラブースで車両の展示以外に、ピットウォーク中に神戸大学の車両がホームストレート上でデモ走行をさせてもらえることになりました。神戸大学の車両は走行準備のため学生フォーミュラブースに展示しませんでしたが、その他の4大学の車両が学生フォーミュラブースに展示されました。
午前8時にイベントエリアの各ブースがオープンするのと同時に一般のお客さんが徐々にイベントエリアへ入ってきました。ひとりでも多くのお客さんに来てもらうため、岡山大学の学生2名が学生フォーミュラブース内で、学生フォーミュラ大会についてトークショー形式で5分程度ずつ数回に分けてPRをしました。その効果か、ブースオープン直後のお客さんが多くない時間帯にもかかわらず、ブース内には常にお客さんが訪れていました。
昼になり、コースではピットウォークの時間になりました。ホームストレートでデモ走行するために神戸大学の車両を手押しで運んで行き、それと同時にパイロンで走行するコースを作りました。今回のデモ走行は12時10分から12時20分までの10分間で行われ、ホームストレートの100m程度を使ってアクセラレーションや11m間隔のスラローム走行を披露しました。まずはアクセラレーションから始め、100mほど先でUターンし再びアクセラレーション。続いて設置したパイロンを使ってスラローム走行とアクセラレーションを2本ずつ交互に実施しました。加速する際にはホイールスピンするほどのパワーを見せ、スラロームでもタイヤが鳴るほどの走行をすることで、観客の目を飽きさせることはありませんでした。
このデモ走行の間、会場を盛り上げるためにコントロールタワー内にあるアナウンス席に岡山大学と神戸大学の学生ひとりずつが入り、学生フォーミュラを紹介しました。学生2名の他にプロDJのシャーリーさんも交えてのフリートーク形式で進めていきました。大会とはどのようなものなのか、どんな競技があるのか、どんな車両が走るのかという内容を3人で紹介していきました。最後に学生が一言ずつ喋って10分少々のPRアナウンス終えました。
サーキットにはお客さんが増えてきて、学生フォーミュラブースにもお客さんが多くなってきました。各大学2〜3人が常にブースに待機し、来てくれたお客さんに大会について説明したり展示車両の説明をしました。また今年度の大会について知ってもらうために学生フォーミュラ大会PRチラシも配布しました。さらには実際に車両に乗車してもらい、学生ながらもクオリティの高い車両を作っていることを知ってもらいました。
コースでのイベントもほとんど終わり、ピットエリアではキッズウォークの時間になりました。そのときピットエリアの一角を使い、昼にデモ走行した神戸大学の車両を展示しました。もちろんここでも乗車体験を実施し、特に子供達の人気を集めました。
土曜日最後のイベントとして、イベントエリアのスーパーフォーミュラオフィシャルステージで学生フォーミュラのPRをさせてもらいました。このステージイベントでは岡山大学から2名と他の4大学から1名ずつ、合計6名が出演しました。学生フォーミュラの枠内は終始学生たちでやりくりしなければならないので、待機中はみんな緊張した状態でした。ステージに上がり自己紹介を済ませ、まずは学生フォーミュラ大会の概要を2分間程度説明しました。このステージイベントの直前に別のイベントがあり、メカニカルなことに興味のあるお客さんが多く残っていてくれたので、残りの時間は各大学の車両の技術的なポイントを2、3分ずつ紹介していきました。最後に今年の大会の案内をして2分オーバーで終了しました(笑)。