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チームによって様々なエンジン選択

マシンの性能を決める上で大切なパーツのひとつがエンジンです。今年から排気量の規定が変更され、最大710ccのエンジンが使用可能となりました。

ほとんどのチームはバイク用のエンジンを使用しています。その理由はコンパクトなこと。規定上では660ccの軽自動車用エンジンを使用することも可能ですが、それではエンジン本体が大きすぎるため、コンパクトな学生フォーミュラカーの車体との相性がいいとは言えません。

使用しているエンジンを見ると、600ccクラスの直列4気筒が多いようです。しかし700ccクラスの並列2気筒エンジンや450ccクラスの単気筒エンジンを使用しているチームも見られます。チームによって使用するエンジンが違う理由は、軽量・コンパクトさを優先するか、パワーを優先するかによって分かれます。例えば4気筒エンジンはパワフルですが、単気筒に比べれば重量があったり、スペースをとったりといった問題があります。逆に単気筒は振動が大きかったりと性能は一長一短。どれを選択するかは、チームの設計のコンセプトが大きく関わっているようです。

ほかにも、エンジンを横置きに配置するか、縦置き配置するかの違いも見られます。それによって後輪をチェーンで駆動するかギアで駆動するかも変わってきます。エンジンのまわりを見ることで、チームのオリジナリティを知ることができます。