2022年7月29日、30日で開催されましたキッズエンジニア2022にて、学生フォーミュラシミュレーターの体験プログラムを行いました。
シミュレーターは、現在インターネット上で配布している周回コース・車両を、キッズエンジニア用に簡略化したものを使用いたしました。
1日目は170人、2日目は124人の小学生が体験し、盛況したものとなりました。「とても面白かった」との声や、何回も体験に来てくれた子など、興味をもっていただけた様子でした。最初は恐る恐るといった様子でしたが、後半にもなってくると大人顔負けのドライビングをみせる子が多く、小学生の適応力に驚かされました。
保護者の方も見学されていたので、様々な方に学生フォーミュラの存在を知っていただけたと思います。
また、筆者が開発に直接かかわったものとして、コースに沿うように透明な壁を作りました。これにより、コースアウトの心配がなく、不慣れな子でも大きな問題なく走行することが出来ました。非常に役に立ったので、やってよかったと思えました。加えて、コース上に矢印で走行ラインを誘導する改良を加えました。これは他の展示でも役に立つと思います。
最後になりますが、プログラムを体験してくださった方々ありがとうございました。将来、この体験から学生フォーミュラに参加するお子さんが現れると嬉しいです。
東京農工大学工学部 川端 健斗